レンズの物性には、主に、屈折率、アッベ数、比重、があります。
屈折率とは、空気中(真空中)から光を通す液体や固体に光が入ったときに、光が屈折される比率(真空中を1.00として)を屈折率といいます。お風呂(水の屈折率は1.33)に入ったときなど、自分の足が短く見えたりするのも、光の屈折によるものです。レンズにおいては、近年、高屈折率のレンズ素材に加え、非球面設計という設計加工技術により、レンズをかなり薄くすることが出来るようになりました。
アッベ数とは、光を通す液体や固体の光の分散具合を示す数値です。虹を見てもわかるように、自然光にはいろいろな色の光が交じり合っています。そして、それぞれの光線には、それぞれの屈折率が存在しています。アッベ数が大きいほど、それぞれの光線の屈折率差が少なく、色にじみが少なくなります。レンズにおいては、アッベ数が40以上でほとんど色分散が気にならないと言われています。しかし、高屈折率(薄い)レンズになるほどアッベ数が小さくなってしまうのが現状です。
比重とは、液体または固体の場合、水(4℃)を1.00として同体積における重量比をいいます。眼鏡レンズの理想である「薄くて軽いレンズ」とは、言い換えると、高屈折率で比重の少ないレンズとなるわけですが、高屈折率レンズは、どうしても分子量が大きくなってしまうので、比重も比例して重くなってしまいます。つまりレンズは薄くなったが重さはあまり変わらなかったというのが現状です。
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プラスチックレンズだけでは、キズがつきやすい、光が反射して見えにくいなどの不具合があるので、通常は、レンズの欠点を補うためにコーティングを施します。
衝撃吸収コートは、レンズを割れ難くする効果があります。コート厚みは、約 1ミクロンです。
ハードコートは、キズが付き難くする効果があります。コート厚みは、約 2ミクロンです。
反射防止コートは、余分な光の反射を抑えることで、見え易くなる効果があります。コート厚みは、層合計で約 300ナノ( 1ミクロン=1000ナノ)です。
撥水コートは、すべりを良くすることで、水ヤケ防止やキズが付き難いなどの効果があります。コート厚みは、数ナノです。
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アサヒオプティカルでは、さまざまな試験を行い、お客様により良いレンズを提供できるよう、日々努力を積み重ねております。
密着性試験とは、レンズとコーティングの密着具合を評価しています。
擦傷性試験とは、コーティングされたレンズのキズ付き具合を評価しています。
耐候性試験とは、コーティングされたレンズの耐久性能を評価しています。
耐熱性試験とは、コーティングが一定条件の空気熱に耐えるかを評価しています。
温水性試験とは、コーティングが一定条件の温熱水に耐えるかを評価しています。
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